SGS:スリップ・ガード・システム(中性滑り止め)
タイルや石材等の滑りやすい床の美観を損なわず、水に濡れると滑り止め効果を発揮する床に変わります。
SGS施工は、石材に含まれる軟らかい成分を化学反応で溶かし、直接約7マイクロメートルの穴を床材にあけて滑りにくくする技術です。
穴の数は成人男性の片足一歩分で約6万から10万個になり、床が濡れると、その無数の穴の中に水が入り足底との吸盤力が強まるため、水の移動が抑えられて滑り止め効果が現れます。
SGSにより床材にあける穴の大きさは約7マイクロメートルです。
これは、人間の赤血球とほぼ同じ大きさになり、スギ花粉 の約10分の1のサイズで、電子顕微鏡でなければ確認できないくらい小さな穴です。
そのため、床材に凹凸ができることがなく、 美観や質感を保ちながら高い滑り止め効果を得ることができるのです。(艶のある床の場合は若干艶が落ちる場合があります)
SGSスリップガードシステムの特徴
お手入れ簡単
施工後、特別な道具を使用したメンテナンスは一切不要です。ただし、床材の表面に汚れが付着するとSGSの効果が正しく 発揮されないことがあるため、通常の清掃で汚れをしっかり取り除いて下さい。また、施工後にワックス等の処理を施すとSGSの滑り止め効果が失われてしまいます。
中和作業不要
SGSは中性の液剤を使用するため、中和作業が必要ありません。
5年間の施工保証
SGSは施工後に保証書を発行致します。最大で5年間の保証が付き、万が一、施工後に滑りやすくなってきたという場合でも安心です。
・SGS(スリップガードシステム)対象の主な床材